アスカガ感謝祭

かがりinくるーぜ隊 08 $イザーク$

 

 

【かがりinくるーぜ隊 08 $$】

 

 

 

 

 

 

 

『おいっ!!!艦長が呼んでるぞ!!!』

 

食事は終わっていたが………整備兵と談笑しているカガリに声をかけるイザーク。

先日、ラクスが去っていったので、今は彼女の隠し撮りブロマイドとサインが食堂の片隅で大量に販売されている。

だから、食堂には普段よりもヒトが多く感じた。

 

『ブリッジか?イザーク?』
思わず尋ねるカガリに、イザークは無視する。

 

雰囲気的に………イザークも呼ばれた組らしい。

黙ってイザークについていくカガリ。

 

 

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エレベータに乗り、何も話さないのも気が滅入るので、口を開く。

『イザークの髪ってさらさらで美しいな………私はくせっ毛だから、上手くまとまらないんだ………』

 

『………髪乾かすときに時間かけているのか?』

うざがられたのか………イザークが口を開いてくれた。

『う~ん………あんまり』

『女なんだから、しっかりブローした方がいいぞ!!!乾かし方で髪の向きも変わるしな!!!』

 

『………イザークって………詳しいんだな』

 

『………うるさい』
白い頬を赤に染めたイザークは呟いた。

 

 

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『『演習訓練?』』

 

イザークと共に声を上げるカガリ。

 

『最終テストだ。イザークはMS、カガリは戦艦。戦艦が不利なのはわかっているから、ポイントまでの航行とし、ポイントに着いたと同時に勝利とみなす。イザークは落とすまでだ』

『はっ、了解しました』

アデス艦長がルールを話すと、イザークが勇ましく返事をする。

『制限時間はなしだ。シュミレーション終わりしだいブリッジにいるから報告を頼む』

『はいっ!!!了解しました』

 

 

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さすがに………シュミレーション通りとはいかず、主砲も明後日の方角に飛ばすことが多かった。

ニコルに教わったこと……熱源感知の爆弾を通りすぎた後に撒いて、敵のビームを拡散させたりする………

これは非常に役にたって、イザークの機体の脚部を奪い取れた。

 

ポイントまで、距離2000………

 

カガリは焦りつつ、自分の戦艦の移動を行う。

『この野郎!!!』

『え!!!』

イザークの機体が突っ込んでくる。

 

そんな………すぐに交わすなんて………

 

可能な限りの弾幕を張って応戦するも………

 

主砲を連続発射するも、生きてるバーニアで上手く避けてくるイザーク。

ガトリングタイプの銃砲は避けもしない。

 

 

『自爆……かよ!!!』

 

 

モニターに白い光が走り………

 

 

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『何するんだイザーク!!!』

 

『………俺は命令を全うしただけだ』

『自爆なんて命令でてないだろうが!!!』

『お前がこざかしい真似しないでとっとと落ちないから、こんな羽目になったんだ!!!』

『落ちたら演習にならないじゃないか!!!ここで勉強したものも、なんなもならなくなるだろう?』

『そんなの………知ったことか!!!』

 

 

『痴話喧嘩してるぜ………』

 

『……………止めてやれよ』

訓練規程で、射撃場に向かう手前の黒山の人だかり。

中心にいるのはイザークとカガリ。

どうやら、シュミレーションで対戦したみたいだ。

『あれ?カガリと仲良いニコルは?』

あまり止める気のないディアッカはニコルに役目を押しつけることを考えたのだろう。

『スクランブル当番』

アスランは一言で済ませる。

 

『………どうする?』

ディアッカは尋ねる。

 

 

.

 

 

 

『………俺が行くよ』

ため息まじりで返事をするアスラン。

面倒事に巻き込まれたくないし………何かとライバル視するイザークだから、アスラン自体、気はすすまない。

でも、女の子…ましてや留学生に対して、そこまで大人気ない態度をとるのも馬鹿げていると思う。

 

『あっそ………』

アスランは、人垣を抜けて、二人だけのリングに乗り込む。

『イザーク…………そろそろ落ち着けよ』

 

『『………』』

二人とも、アスランを一瞥すると、終わらない喧嘩に立ち向かう。

『………もう一戦やればいいだろ………』

呆れた声で呟くアスランに、イザークが喰ってかかった。

『うるさい!!!ごちゃごちゃと!!!』

『ここで口喧嘩してるなら、もう一戦できるだろ………それで決着つければいいじゃないか……』

 

『………上から目線で………だから……普段から………お前がキライなんだ』

 

 

.

 

 

イザークは感情に任せて右手を振り上げた。

流れるように身体をずらしたアスランは、左手に持ったボールペン形のものをイザークの首に当てる。

 

『………な……に……』

 

気を失ったイザークは、そのまま床に落ちそうになる。

アスランは右腕で受けとめる。

『カガリ……返しそびれてたスタンガン………』

カガリの前に左手を出すアスラン。

それを無視して、カガリはイザークに寄る。

 

『………赤服には効果ないって言われたんだけど………』

カガリはイザークの頬っぺたをつねって、意識があるか確認している。

 

『………』
………薬に対しての抗体訓練は受けたけど………

……スタンガンは……受けてないぞ……誰も……

 

 

………誰だ……こんな歩く核弾頭みたいな奴に変なおもちゃ与えたのは………

 

 

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【編集後記】

 

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他のジャンルの友人が(今は戦国無双夢小説がメインなのか?)、Dグレジャンルで書いていた時、○○と過ごす1週間というテーマで書いていたので、真似して書いたもの。

【クルーゼ隊と過ごす一週間】というテーマで書きました。

 

 

当時投稿したときに、アデス艦長で大いに仲間内で盛り上がったのを記憶しています。

結局、1週間・・7日間ではなく9日間連載になってしまいますが・・・

 

 

どうぞ、お楽しみください。

 

20180325ねじ

 

 

 

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