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catch the Fire!!!

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【catch the Fire!!!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ね………?』

『ん……?』

この時、にっこり笑って尋ねてきたキラに………相槌を打ったことが間違いの始まりだと、俺は心から悟った。

 

久々に集まれたキラとラクス………

まぁ………

簡単なおしゃべりは終わった俺達は、ソファをカガリとラクスに明け渡し、キラはカーペットに寝そべって雑誌を見て、俺は壁に寄り掛ってフローリングに足を投げ出して本を読んでいた。

心待ちにしていたホラー作家のホラー作品らしからぬ、ペーパーブックのページを繰りながら、緑の廊下で繰り広げられる奇跡に、俺はのめり込んで行っていた。

そんな時に、キラが声をかけてきた。

 

『アスラン、浴衣着れるよね?』

 

『へ?………あ……あぁ………』

 

 

母上がいたころ………確かキラも一緒に着てたっけ?

俺は………散々母上のおもちゃになり、女の子用のを着せられて(レノアが自分のを購入するのに、アスランに着させて見立てていた)いたから………

手順もわかって、キラと別れる頃には自分で着れるようになっていた。

 

 

『浴衣着て………どうするんだ?

『いやぁ………暑いし……花火でもしたいな………って』

『………』

相変わらずの短絡的な考え。

 

ま………たまには……いいか

 

『浴衣なんて買いに行かなきゃないだろ………』

『………うん』

カーペットから立ち上がったキラは、ハーフパンツに財布をねじ込んで、ソファのカガリとラクスの間に顔を挟む。

『浴衣、買いに行かない?』

『………浴衣……ですか?』

きょとんとした顔で尋ねるラクスの隣で、不思議な顔をするカガリ。

『うん。夜、花火しようと思って………』

『花火!!!なっつかしいなぁ!!!』

目をキラキラさせて勢い良く立ち上がった少女を、俺は指先で車の鍵を回して………想定内とはいえ、かわいい反応だなぁ………………と、目を細めて眺めてしまった。

 

 

.

 

 

 

無事に買い物を終えた俺達は、浴衣を持って部屋に向かった。

買い物前に、マーナさんに夕飯はピクニック仕様にしてもらうようにお願いしておいたから、ダイニングテーブルにはしっかりランチボックスが三つ、並んであった。

 

客間を使っているキラとラクスの部屋に入る。

『あれ………アスラン着替えないの?』

『先にみんなの着付けてからだ………』

『ふぅん………』

Tシャツを脱ぎ始めたキラの隣で、ラクスも脱ぎ出そうとする。

『ぁ………ら…

『はい?』

『貴方は脱がなくていいですから………』

『………僕は?』

『プライベートビーチで花火するんだろ?』

『うん………』

『俺も暑いから肌着、着るつもりないし………どっちでもいいけど………』

『ふぅん………』

 

キラは結局、素肌に浴衣を纏うことにした。

 

『………タオル、入れた方がいいかな………』

 

………キラの細い腰だと、浴衣も格好よくならなくて………

なんで、こんな細い腰に………俺は何度もイカされているんだろう………と、溜め息混じりに考えてしまう。

下帯を腰より少し下目のところで少しキツく締める。

帯を締めて襟元を整え始めると、キラが耳元で囁き出した。

『こんなにキツく締めて………後でアスラン、着乱させるよ?』

 

 

………猿轡用でしょ?このタオル?

 

 

.

 

 

 

キラの嬉しそうな言葉に、俺はゾッとしながら、ラクスに浴衣を着付けようと、材料を広げる。

 

『本当にこのままで宜しいんですか?』

『えぇ………最後に脱げば………ラクス……それ』

『ワンピースですわ!!!』

目の前でくるっと回転したラクスに………元婚約者とは言え、現恋人のいる前で下着になって欲しいとは………

 

 

言えなかった。

 

 

『キラ………ラクスにハーフパンツ貸して………で、その……ラクス………』

 

なんで………着付けてくれと頼まれた俺が………こんなに緊張して………どぎまぎするんだろう………

 

 

………くそッ

 

『肌着………的なモノ、着ていらっしゃいますか?』

『………肌着………ですか?』

にっこり笑ったラクスは背中に手を伸ばして………ジッパーの下がる音が………

 

!!!ち………ちょっと待て!!!

なんでキラがいるからって………脱がなくても!!!

 

俺は思わず焦ってラクスから目を反らし、彼女に背中を向けた。

俺の焦り具合を眺めながら、先程まで履いていたハーフパンツを差し出すキラ。

 

 

『うん………そんな格好も似合うんだね、ラクス』

『………そうですか?キラ?』

『うん、アスランも………ほら………』

キラが俺の肩に手を置く。

『ブラジャーだけのラクス、期待してる?』

『!!!ッ』

『………残念だけど、ボクがそんなこと、するハズないじゃない』

 

………完全に………キラにからかわれている………

 

そう、感じながら振り向き、目の中に飛び込んできたのは、キラのハーフパンツを履いたキャミソール姿のラクスだった。

 

『………ちょっと長めのキャミソールですが………』

『………』

『ジロジロ見ちゃダメだよ、アスラン………』

 

 

………レースだから、ブラジャーも見ようと思えば見える………よね?

 

 

.

 

 

キラのなんとも言えない視線を感じながら、俺はラクスに浴衣を着せて行った。

仕事………気分で作業をしながら、帯がキツいか確認すると………

『ん………もうちょっと……』

『………』

 

………わざとらしく色気のある声に、俺はどう接すればいいのかわからなくなる。

 

 

なんで………この二人は………

 

 

二人を気付け、部屋を出る直前、キラに忠告する。

『………キラ、浴衣、着乱すのは花火が終わった後だからな………』

ラクスに負けない程の笑みを浮かべ、キラはわかったと言わんばかりに手を振る。

『俺が………呼びにくるまで待ってて』

 

 

『………待ってて……だって、ラクス』

『困りますわね……キラ』

アスランが扉を閉め………カガリの部屋の扉を開けた音が聞こえると、浴衣を着た二人は口を開いた。

 

『とりあえず、何して待つ?ラクス?』

『七並べはいかがですか?』

『うん!!!パスは何回していいの?』

『いくらでもいいですわ、キラ』

 

 

夕暮れ間際の景色の中、佇むカガリは何度も見てるけど………

 

たかが浴衣を肩から流して立つカガリは絵画のようにきれいで………一瞬、着物を羽織っているのかと思った。

 

 

『二人の着付けは終わったのか?』

『ぁ………あぁ』

『じゃ、私で終わり……だな』

カガリの袖を通した浴衣が………床を擦る。

薄暗くなってきている部屋の中で、近付くカガリを見て、俺は絶句する。

即座に後ろ手で扉の鍵をかけ、カガリを抱き締めた。

『………なんで』

 

 

………何も着てないんだよ………キミは………

 

 

.

 

 

 

 

『………なんで……って』

ぎゅっと抱きついてきたカガリ。

顔を寄せた俺の胸に、彼女の熱い吐息が広がる。

 

『………キラとラクスが……浴衣の下は何も着ないって………』

『………』

『………違う……のか?』

『………ッ』

 

俺は下帯もせずにカガリの腰に浴衣帯を巻き付けた。

『ぁ……あすらッ…キツいッ』

形ばかり、浴衣を纏わせたカガリの両肩に俺は手を置いて、一気に下に下げた。

白い………月のような胸が、一瞬にして顔を見せる。

 

『!!!ひゃッ………な……何するんだッ!?』

『………こうされても………仕方ないカッコ、してるのはカガリだろ?』

 

………なんで………

 

二人の言動に考えもなく………はまるんだよ、カガリは!!!

 

 

『………や………だ……だって………』

『だっても何も………』

俺はそのまま床に押し倒した。

カガリの両足を割り開き、自分の膝を突っ込む。

『いくらキミのプライベートビーチだからって………こうされたらどうするんだよ?』

『………するのッなんて………アスラッしか………』

『………』

 

………なんで………自覚ないのかな………

 

 

キミがかわいいから………

 

 

キミが真剣だから………

 

 

キミが大事だから………

 

 

オーブのみんなはキミについていくんだろ?

 

俺の嫉妬心を………これ以上………逆撫で……しな……

 

『ぃ……痛いッ……ヤダ……アスランッ!!!』

俺は、浴衣を剥いたカガリの肌に、口付け………一気に吸い込んだ………

『キラッ……が………ま……へ……ちょっと……ヤダ……まだダっ………メぇ………ッ!!!』

『………煽った……責任……とって?』

 

どうせ俺も着替えなきゃならないんだ………し

 

 

止まらなくなった欲情をカガリの腰に勢い任せにねじ込ませ叩きつけると、鈴が鳴るような高い悦声が何度も響き………

 

隣室に聞こえてしまいそうで………俺は焦って、カガリの口を自分の口で塞いだ。

 

俺自身にまとわりついた彼女の分泌液が、俺の五感を惑わしていって………

 

 

.

 

 

 

『アスラン………お腹減ったでしょ?』

『………別に』

『カガリもあんなに花火、楽しみにしてたのに………なんか疲れてない?』

『………』

俺は傍らに重ねてあったモノを握ってキラに突き出す。

『………俺の分も花火あげるから、キラ』

『え?いいの?』

喜んで立ち上がったキラは、俺の分の花火を持って、カガリとラクスの所に向かって行った。

 

膝を抱き寄せて座っていた俺は、更に抱えて………

顔を膝の間に挟んで思わず溜め息をついた。

 

 

………なんで……節操なく………

 

 

………なんで……策略に………

 

 

………なんで………

 

………なんで………

 

 

………な……ん…で

 

 

………カガリ………だから………

 

………止められ………ない……の?

 

 

左肩に優しい温もりを感じ、足元の砂地から視線を上げる。

 

『………キラに、花火……あげちゃったんでしょ?』

落ちそうなぐらいに膨らんだ線香花火から、チリチリと微かな火薬と………

鼓動が消えてしまいそうなぐらいの幼い火花………

 

 

『ね………アスラン………』

………浴衣っていいね

『………ん』

 

………それって………

どういう意味?………かが………

 

ヒュンっ!!!

!!!!!

 

 

カガリを自分の胸に押し付け、身体を即座に仰向けに倒した。

オーブの澄んだ星空の下、僅か視線10センチのところを明らかな人工物が微かな光を放ちながら飛んで行く。

燃えた火薬の残り香が漂う空気の中、俺は起き上がりながら叫んだ。

『キラッ!!!おま………』

『あんまりイチャイチャしているともう一本ロケット花火、飛ばすよ!!!』

『アスランったら………ナイアガラや、ロケット花火ばかり持って………あら』

嬉しそうなラクスの声と共に、飛んできたのは………

 

 

『はつかねずみなアスランにはお似合いですわ』

『だ………だからねずみ花火は嫌だって………言っただろ、カガリッ』

『わ……わたしだって、あの後カゴからは抜いたぞ!?』

『だ~か~ら~………なんで、カガリをお姫様だっこするの?』

 

 

………ロケット花火………

 

 

点火!!!

 

 

20100730-142 catch the Fire!!!
.

 

 

 

【編集後記】

 

main(サイト内分類目次っぽいもの) こちらはガンヲタnejiがお届けする簡単節約とヲタク生活をすすめるサイトとなります。 メインで更新を行うページは呼吸するよ...

 

 

アスランが読んでいた、

>心待ちにしていたホラー作家のホラー作品らしからぬ、ペーパーブック

スティーブン・キングのグリーン・マイルです。

ふとこの作品が頭の中に浮かびまして。

 

 

とても販売されるのが楽しみだった本のひとつです。

・・・最近は全く読めていないなぁ・・・キング作品。

ほぼすべて読んで、映画も見ていたのに・・・

 

 

あ、ロケット花火は人に向けてうってはいけません!

あのね、当たらないようにやっても、火薬からの火花で腕に火傷する場合があるので、ホント、やめた方がいいです。

 

20180320ねじ

 

 

 




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