▼ショートストーリー(SS)

だから……そこは……






 

 

 

 

 

【だから……そこは……】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…………』

 

資料を出したいだけなのに………。

カガリは眉を寄せて……立っている。

 

パーテーション代わりのキャビネットの前で話すアスランとキラ。

ちょうど………二人の腰の間に、欲しい資料が並んでて………

 

………手が出せない。

会話が長くなりそうなので………少し膨れてその場を立ち去る。

 

 

 

 

 

 

 

『…………何…待ってたんだろう……』

キラとの会話が途切れた時に、呟くアスラン。

『気付かなかったの?』

『?……いるのは気付いてたから……』

『カガリは……』

 

キラはアスランのちょうど腰に触っていた本を取り出す。

『これが欲しかったんじゃないかな?』

にっこり笑うキラに、怪訝な顔のアスラン。

『………取ればよかったのに……』

『………取れなくなっちゃったんじゃない?』

 

身体を……アスランに寄せ、腰をそっと密着させたキラが耳元で言う。

 

………色々考えちゃって……

 

『………』

真っ赤になったアスランは……キラから本を奪い取り、カガリを追いかける。

 

 

 

 

 

 

『カガリ!!!』

背後からの声に振り向くカガリ。

走ってきた勢いのまま………アスランはカガリを抱き締める。

 

『な……あす……』

驚くカガリに、アスランは目を細めて………

 

………カガリが欲しかったのは………

 

………本………?

それとも

 

………俺………?

 

 

20090710-63

 

.

 

 

【編集後記】

 

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日常的に考えるんだけどね。

会社の複合機のコピー用紙排出位置がさ。

あれ、本当にどうにかならんかな・・・

 

 

急いでいるときほど、あそこに誰か(おっさん含む)立っていて、気まずく感じるのはじぶんだけですかね?

 

 

20180228ねじ

 

 







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