【年代別作品】

【【fuzz connection】第二部】

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【【fuzz connection】第一部】の番外編。

 

アスランとカガリの情事を偶然みてしまったキラ。
そこから振り返るキラとカガリ、アスランの関係。
キラ視点で書かれている学生パロ。

アスカガ。
キララク。

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【【fuzz connection】第二部】

扉を開けると

そこは別世界でした。

瞬くのを忘れるどころか、自分が何者かすら忘れる程だった。
目の前で男と女の営みを演じている二人。
明らかに見覚えのある二人。
僕の存在にまだ気が付かない二人。

『ぁ………んッ………ふッぅん………』

押さえきれない………甘い吐息混じりの女の声………
肌に吸い付き、音をたてる男の唇………

目の前で繰り広げられる………アダルトビデオさながらの光景に、僕は思わず生唾を飲み込み、なるべく音をたてないように扉を閉めた。

興奮に至ったから………もよおしたから、扉を閉めたのではない。
どちらかと言うと………
興奮よりも、全身に冷や水を浴びた感覚だった。
いつもより激しく心拍数を刻む心臓。
それは………
見たくないものを見たからなのかもしれない。

親友と姉弟の男女の営みなんて………

『………アスラン』

.

『どうしたの、アスラン?そこ………』

開襟した詰襟の奥に、丁寧にアイロンがかけられた白いシャツの襟がたっていた。
白い小さなこぶのような鎖骨も見え隠れする、均等に筋肉がついた身体を、彼は身体を僅かにまるめて椅子に座っていた。

『………あぁ』

明らかに不機嫌になる。
彼の濃い藍色の髪に隠れた左頬。
そう………うまく隠れてはいたけど………
揺れた髪の端に映し出された赤と紫色の肌。
………なんの………跡……?
机に肘を着き、手のひらに顎をのせて、僕とは瞳を合わせないように視線を反らした。
その仕草は、明らかに僕には話をしたくないと言う証拠。
………ま………別にいいんだけど………

『また、階段からでも落ちた?
それとも季節外れの蚊でも現れた?』

………大方、柄の悪い連中に絡まれたのだろう………

夏もそうだった。
ふわふわふりふりな熱帯魚のコスプレしているような派手目の女の子に、アスランは付きまとわれて………
模試の成績優秀者だから来てほしいと言われ、好意に甘えて図々しく参加した夏の短期講習会だった。
勉強よりもストーカーされる時間が増えていき、挙げ句の果てに、今、付き合っている彼氏なるものが参上し、アスランは呼び出される始末。
勢いよく喧嘩をして、擦り傷と痣の身体で、夏休み明けの前期考査に望まざるをえなかった。

………だから、僕はてっきり………

また、喧嘩だと思い込んでいたんだ。
それが、高校二年生冬であった。

流石に高校三年生ともなると、毎週末の模擬試験を受けて、その後、再度間違えた問題を解き………
平日も早く帰宅しては机に向うかもしくは………図書館に引きこもった。
そんな日常を送る中、僕は予備校で女の子と話すアスランを見た。
僕ら二人は男子校だから、高校生の女の子の知り合いはいない。
ましてや………中学校からの男子校………
知り合いなんて………

思わず気になって、僕は近づいて見た。
気配に気が付いたのか、首をこちらに傾げたアスランと目が合う。
次に目が合ったのは………

黄金色の丸い瞳………

記憶から遠ざかった………懐かしさのあ……る………

『………お……ま…え………』

対面鏡のように、同じ表情を浮かべた僕と女の子。

『………知り合い?』

どちらに尋ねるともなく、口を開いたアスラン。
静まった水面に、輪を描いて広がる波紋のように、僕の心に感情がいくつも込み上げてくる。
言葉がいくつも浮かんできては、深い水に引きずりおろされて行くようなそんな感覚………。
温もりも冷たさも………どちらも判別出来ないパルスが、僕の身体を蹂躙する。

その、押し殺していた僕の想いを、その女の子は一気に崩した。
危ういまでの潤んだ瞳。
大きな瞳が瞬き、両の瞳から涙が頬に落ちた。

『ッ……らぁ………』

僕を呼ぶ声は………言葉にならなかった。

.

その日の授業は三人ともさぼった。
とても集中できる状態ではなかったし、何より………

『………落ち着いた?』

彼女の動揺をいたわるように、彼女の背中に触れたアスラン。
目の端でそんな甲斐甲斐しさを見ながら、僕の思考は既に幼児期に飛んでいた。
冷静になれない自分のお粗末さに、僕は未来で笑うのだけど………
その時は、本当に………精神が逼迫されていたんだ。

『………何年……ぶり……かな?』

落ち着いた声を装うのも、大変気力が必要だった。

『そんなのッわからないよ!!!』

再び、涙を溢れだす彼女。
僕だって………泣きたい………のに………。

.

僕と彼女は双子で生まれた。
でも………二人でいた時間は短かった。
幼稚園を卒業………その頃、僕と彼女は離ればなれになった。
僕はお母さんと、彼女はお父さんと………。
両親は、それぞれの容姿を似た方を引き取った。
だから………

僕の幼い記憶が薄れていくと同時に、お父さんの記憶も………彼女の記憶も………

『母さんは元気だよ………カガリは?』

泣きじゃくる半身が落ち着いた頃、僕は必死に声を出した。
アイスティーのほろ苦さが、口の中に広がる。

『………父上は相変わらずだ。私のことよりも研究第一位でな………』

眉を寄せて笑うのだけど、明らかに甘い蜜とは縁がなかったと言う様子だった。

『最近なんだ………こっちに戻って来たの。それまでは中東とオーストラリアを行ったり来たりで………』

仕事熱心な元父は、カガリを引き取ったが、その性質は変わらず、ほぼ家政婦に育てられたそうだ。
そんな父にこれ以上縛られてはいられないと、とりあえず国籍のあるこの国に戻り大学受験生となった。

『………語学はどうにかなっているんだけど………他の教科がな』

上目遣いに隣に座るアスランを見る。
そんな視線を気にせず、アスラン本人はアイスコーヒーのグラスを掴み、ストローで吸う。
得意な数学と物理をカガリに教えているのだろうか?

『キラ………そういや倫理、俺よりも出来たよな?』

アスランがストローから口を離して言った。

『………得意ってわけじゃないけど』

………アスランよりはいつも点数は上だった。
アスランが言おうとしていることはわかった。
そして………僕とカガリ………双子の言いたいコトも………。

『………アスラン………』

正面のカガリの瞳の色が、再び悲しみに満たされる。

『………私達は逢ってはいけないことになっているんだ………』

カガリの絞りだすように小さな声を、僕は視線をテーブルにずらしながら聞いた。
幾つかタバコの焦げ跡が着いたテーブル天板を見つめながら、僕はカガリの口から発する言葉が、遠い国の子守歌を聞いているように………わざと思考からはぐらかして聞いているのだった。

僕ら三人が逢ったのはそれきりだった。
季節が終わりに近づいた頃、届いた合格通知。
空気の色を桃色に変えんばかりに咲き誇る桜の木の下………

『宜しくな!!!二人とも!!!』

丸い黄金色の瞳がキラキラして僕の行く手にいた。

.

いつから付き合いだしたのかはわからなかった。
同じ専攻のアスランとは、毎日顔を合わせていたし、履修科目もほぼ同じだった。
だけど………入学と同時にバイトを始めたアスランは、週4でしか大学にいなかったから………
今、思えば、多分、その頃には………

僕が知った時には………もう………

お互いの身体をペッティングしているだけかとも思った。
アスランの左腕はカガリを抱き寄せ、僕の方に顔を向けないよう、あれは強引に自分の方に向けていたんだと思う。
細い声で喘ぐカガリ。
アスランは見せびらかすように、カガリのフェイスラインに舌を伸ばして舐めあげた。
びくっと震えるカガリの原因は………それだけではなさそうで………
アスランの………直接見えない右手は………

淫らな妄想は進むところまで進み、僕の頭には濡れた音がこだまする。
双子の………カガリの甘い声が激しさを増してくると、僕はその場にいられなくなった。
そして……………

『………っん……ぁ………』

………い…い…………

.

友人と恋人の垣根ってなんだろう。

同じ授業をとっていた髪の長い彼女にお茶に誘われ、その場で僕は告白した。
彼女の手をつないで入ったホテル。
服も脱がずに深いキスを重ねて………

僕は裸でカーペットの上で仁王立ちしていた。
両足をひざまずいたラクスは大きく口を開けて奉仕してくれる。
肺胞のひとつひとつが震える程に、深い快楽の悦声を吐き出した。
彼女の頭に手を乗せ、指先で彼女を労う。
絡み付く桃色の髪………
彼女の秘境を想像し、さらに興奮を高めていく。
滑らかな舌の動きと、弾力ある唇のあたたかさに僕は………
耐え切れず、ラクスの頭を自らの股間に押し付け、最も深い喉の奥に先端を擦り付けた。
両手の指の数にもならない回数で、僕は、若き潮を…………

『んッ!!!ぐふん!!!ぇ!……ふんッぐぃ………』

頭を左右に振り、暴君から逃れようとするラクスの頭を寧ろ僕は押さえ込み、性欲の塊を発射させた。
ラクスの顎を持ち上げると、苦しさに涙を流す征服感を非常に満足させる表情をした彼女がいた。
瞬く睫毛は涙で濡れて細かなダイヤモンドの輝きを放っていた。

『次は君の番だよ、ラクス』

.

僕は何を想像しているんだろう?

ラクスの腰を引き寄せ、何度も何度も擦りあげて………
濡れに濡れた彼女の秘所はたっぷりと蜜を零していた。
最奥へ擦り付ける度に、僕の袋部分は粘性を帯びた蜜に汚れていく。
ひっきりなしに喘ぐラクスと、柔肌と柔肌の交じり合うぐちょぐちょという淫らな音が、空間を果てしなく満たしていく。

ラクスの顔を見るのが怖い

昼間抱き合っていたアスランとカガリのことが頭から離れない。
ラクスの表情はきっと、カガリと同じで………双子の僕とカガリは同じ………で………

僕は

アスラン………に…………

『っ!!!ら…く………出るッ!!!』

快楽の頂点に上り詰めたラクスは、僕のを何度も締め付け………
すでに、上半身は崩れていた。
髪を振り乱したラクスは、口の端から唾液を垂らし、焦点が合わないままの視線で僕の方に顔を向けていた。
………恍惚な表情………

あぁ………僕も、アスランとしたら………

.

『………どこ行くの?』
『購買!!!』

暑さはここまでヒトの性格を変えるのだろうか………
ドラム缶の乾いた音が、窓の外から鈍く聞こえた。

『………よ!!!』

開け放した部室の扉から覗き込む黄金の瞳。
にょきっと出てきた白い手の先にはコンビニ袋がぶらさがっていた。

『アスラン!!』

ウォークマンを耳に挿しているアスランの座るベンチの足を蹴飛ばす。
正直、ちょっと不快。
イザークがいなくなって………アスランと漸く二人になれたのに………

僕のプラトニックな気持ちなんて知らないアスランは、カガリを見てにやりと笑うのだろう。

『こんにちは』

部室に入ってきたカガリの背後で、桃色の髪が揺れた。

『ラクス………』
『お店で飲み物選んでいましたら偶然お会いしましたの』

薄い布がひらひらひらひら………
熱帯魚のようなその服………
………二人だけなら、スカートの中に入って熟した果実を………

僕のそんなキモチを察してか、近付くラクスは僕の鼻に自分のを付けるほど寄ってきた。

『もう………少しですわ』

そう言うと、触れるだけの………

…………ガタっ

『キラ、ちょっと外す………』

カガリの腕を引っ張り、扉の外に出ていく二人を目で追いながら、僕はラクスの口元が微かに歪んだのを捕らえてた。

………口には出せない、僕だけの………

fin.





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20180324

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